おりにかなった助けを ヘブル4章14~16節  

私たちの心の中までご存じの神の前にどのように立つことが出来るでしょうか。
1.偉大な大祭司
「さて・・」と14節からは偉大な大祭司について言及、10章まで詳しく解き明かすのです。旧約時代、祭司と大祭司はイスラエルの人々の代表として神に仕え、奉仕します。祭司はラテン語で橋を作る人という意味で、祭司の中から大祭司が選ばれます。
私たちの偉大な大祭司はイエス・キリストです。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。・・」と語られるイエス様です。今日の聖書箇所に偉大な大祭司イエス様の素晴らしさが4つ示されています。1.神の子、2.弱さに同情できる、3.私たちと同じく試みに会われた、4.罪は犯されなかったーことです。イエス様は神のひとり子として一切の権威を持っています。すべての権威に勝る王の王、主の主です。
私たちと同じ悩み、苦しみを深くご存じであられ、私たちに同情できるお方です。またすべての面で試みに会われたお方です。この世は神を無視し、神に敵対しています。みことばの約束に堅く立つのでなければ、信仰の破船にあってしまいます。罪のない聖いイエス様だけが、私たちを助け、守り、導びき、救うことが出来るのです。
2.偉大な大祭司に近づく
私たちが、この偉大な大祭司を知って、なすべきことが2つあります。
第1は、「信仰の告白を堅く保とうではありませんか」(14節)との勧めです。そして「おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」(16節)と勧められているのです。信仰の告白とは、イエス様を信じた時から、あらゆる時、機会を用いて私たちの信仰は人々に証され、告白するものです。キリストにある喜びと平安、希望は、私たちが祈っている友人、知人、家族に告白することは私たちの神への信頼と確信をより一層揺るがないものに成長させることになります。
日本では一時的な感情の高まりで信仰に入り、それが冷めると信仰から遠ざかっている方が多いことはとても残念です。人間の情緒的な面に頼っていたのでは簡単に躓いてしまうのです。神様と人間を隔てている幕は取り去られた「恵みの時代」に生かされている私たちです。おりにかなった助けを頂くため大胆に神に近づきたいものです。

© 2024 日本同盟基督教団 北赤羽キリスト教会 公式HP Powered by AFFINGER5