「望みを抱いて喜び」 ローマ12章12節

主の年2016年、揺るがない信仰生活を神のみことばの上に築きましょう。
1.礼拝を捧げる喜び
 新年を迎え、主の前に喜びと希望を強く覚えます。罪赦され、神の子とされ、聖霊による勝利の生活が約束されています。キリスト教信仰は決して頭だけ、知識だけのものではありません。パウロはローマ12章で信仰生活とみことばの適用を具体的に語ります。
望みを抱いて喜びなさいとは、毎日を楽しく過ごすとは違う意味があります。旧約の詩篇には「喜び歌いなさい、主に仕えなさい」とあります。心から主を崇め、礼拝を捧げることです。クリスチャンとして生活することは、礼拝の心が徐々に生活全体に浸透することです。
2.望みを抱いて喜び
 この時代、ローマの教会は試練に苦しんでおりました。パウロは、望みについて繰り返し語っています。試練にぶつかっている者は、望みを抱いて喜ぶのでなければ、本当の喜びは沸き起こりません。世界はテロ、貧困、格差、不条理に満ちています。パウロは、すべての中にあって「望みを抱いて喜びなさい」と勧めます。望みを捨てず、主の御霊の熱心をもって、心から神を愛し、隣人を愛し、戦っていくなら望みがあるのです。喜びも湧き起るのです。
3.患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい
 主は、私たちに「いつも祈りに励みなさい」と教え、励ましています。患難に耐えることと、絶えず祈ることは、一緒に考えるものです。旧約聖書でイスラエルは試練にあったとき祈らずに、まずブツブツ文句を言っています。人間的解決を求めています。神に信頼して祈り求めることなく、神に感謝を忘れ去っています。毎日の生活の中で困難や試練に会ったとき、祈りの心で神に求め、神に近づくことです。大きなことも、小さなことも神に祈ることです。困難に直面しての神への祈りは、神に従がい続けるための力をいただく唯一の方法です。試練の中にあるときには、神に知恵を求め、神が全てを支配されておられると感謝の祈りをささげるのです。聖書はどんな時代でも「唯一の希望」は神にあると語ります。(ヤコブ1:2-5)

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