麗しい信仰生活

11月13日 へブル13章1~6節
増田清世師

イエス様の十字架の贖いにより、罪赦され、神の国に生きる者とされたクリスチャンの麗しい信仰生活について考えてみましょう。
1. クリスチャンのライフスタイル
 ここにクリスチャンの麗しい信仰生活が5つのポイントにより具体的に示されています。それは1.兄弟愛をもつこと。2.旅人をもてなすこと。3.牢にいる人をもてなすこと。4.結婚がすべての人に尊ばれるようにすること。5.金銭を愛する生活を遠ざけることです。兄弟愛は教会の歩みにとって大切なものです。初代教会にも現代の教会にもいろいろな境遇にあって、悩み、苦しんでいる方が大勢いました。そのような方々に理解も同情も示さなかったとしたら、教会は麗しい成長を見ることはできないでしょう。驚くばかりの救いの恵みを、イエス様の一方的な愛と憐みによって受けたものです。その受けた恵みへの感謝は、周りの兄弟姉妹に示すことによって表すことが出来ます。
兄弟愛は、心から互いに愛し合い、互いに人を自分よりも優れたものと思うことです。主の愛に裏打ちされた兄弟愛ですから、そこには「旅人をもてなす」ことが生まれます。それを忘れてはならないのです。ですからキリストのゆえに苦しめられている人のために祈り、助けの手を伸ばしたいと思います。
4番目に結婚を尊ぶようにと教えます。昔も今もこの結婚が軽んじられていたことに警鐘を鳴らしています。5番目に金銭に対して正しい理解を持つように忠告されています。今、持っているもので・・と語り、「満ち足りる心」が大切です。ここに麗しいクリスチャン生活の積極的な生き方があります。
2. 御言葉による保証と信仰者の確信
 さて5節で主はこう言われます。「わたしは決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と、ですから私たちは確信をもって「主は私の助け手です。私は恐れません。・・」と告白できます。
初代教会時代、パウロとシラスはピリピで投獄され、2人は真夜中、神に祈りつつ賛美をしていました。囚人たちも聞きいっていました。さらに大地震が起こり、看守は囚人たちが逃げ出したと思い、驚き、絶望したのです。
パウロとシラスは「私たちはみなここにいる・・」と叫んでいます。看守は2人の振舞いに、大地震に、人生の暗闇の中に神の真実、偉大さに触れ、主にひれ伏しています。パウロは「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と勧めます。御霊なる神様が牢獄の中のパウロとシラスを用いて、「主イエスを信じる機会」とされたのです。
神はどんな状況、環境をも最善に導かれるお方です。人間の罪深さを超えて、神は真実です。困難な状況と環境に打ち勝つため、生活の中心に主イエスを置き、信頼して行動したいものです。ここに信仰による満ち足りる心があります。
霊的にぶれない信仰の姿勢は、ここから生まれます。

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