「新しい心で」 ヘブル8章6~13節  

神と人との契約の書である聖書、そこに救いの約束が保証されています。
1.神の思いを心に
へブル書はなぜ新しい契約が必要となったのか3つの理由を述べています。まず古い契約が不完全であったと語ります。その古い契約はモーセがシナイ山で神から授かった律法に基づくものであり、それらの諸制度が本体の影に過ぎませんでした。2番目に古い契約は無力であったのです。イスラエルは「守り通せなかった」のです。この古い契約は廃棄されるのです。そこでエレミヤの預言を引用し「新しい契約」の恵みを解き明かします。神の思い、御旨が自分の思いとして心に持つことができるのです。
2.恵みの時代の宣言
 エレミヤが夢みた新しい時代の祝福、それは聖霊なる神様が力強く働かれ、心に願いを、渇きを、神を求める探究心を起こしてくださると言うのです。不信仰の雰囲気の中では、神の力あるわざは浸透しないのです。聖霊がみことばとともに働いていると信じるとき、勇気と励ましが与えられます。神にはどんなことでもできると信じ、
確信できる時代に生かされています。
3.真の意味での罪の赦し
 新しい契約は、罪の赦しを与えます。神様は私たちに罪の赦しの宣言をくださるのです。古い契約のもとでは、律法を守ることで神との交わりを保つことは出来ました。
どんなに動物をいけにえとして捧げても罪の赦しを完全に確信することにならないのです。動物の死は、いつの日かなされる「救い主の身代わり」を示す青写真でした。
イエス様の十字架の贖いが完了して、人々の罪が赦され、義と認められます。
その贖いが完了したことで、聖霊がペンテコステの日に注がれました。聖霊の時代がおとずれたことで、完全な罪の赦しが与えられる時代となったのです。新しい契約は、神の愛と恵みに基づいているので、人々に真の意味での罪の赦しを与えることができるのです。預言者エレミヤの涙と悲しみが癒される希望の日、その恵みの時代に生かされている私たちです。このイエス様を信頼し仰ぎ臨み、罪の赦しを確信しましょう。

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