「神の視点に生きる」ヘブル11章1~2節

11章には、信仰に生き抜いた人々の力強い生きざまが証されています。
1.信仰とは
 11章から信仰について語ります。試練の中で信仰の旗印を掲げてきた人々の姿が証されています。目に見えるところに解決の道はありません。目に見えない隠れたところで働かれる神に信頼することです。信仰によって時間を超えて神の視点から展望し、人生と歴史を見渡せます。神のみことばの約束と希望こそ、「信仰の基盤」です。
2.神の約束と保証
 その基盤とは、神のことばです。私たちの望みのすべては、神の約束のことばの上に立っています。約束された神様はご真実であると私たちは知っています。学問に王道なしと言います。信仰も同じで、ただみことばへの信頼があるのみです。みことばに信頼するとき、恐れ退く生き方から解放され、力強く前進し成長します。たくましく歩む力となる信仰は、聖書のみことばを読み、学び、確認するのです。私たちは信仰により、信仰をもたない人には見えない、神の祝福を見つめて生きていけるのです。
3.信じるなら神の栄光を見る
 イエス様はヨハネ11章でラザロの復活の出来事を詳しく語っています。
「もしあなたたちが信じるなら、神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか」(40節)。エルサレムから3㎞ほどのベタニヤという村に、マルタとマリヤ、ラザロの兄弟が暮らしていました。イエス様は彼らを愛し、たびたび訪れていました。ところがラザロが病いにかかり、死にかけておりました。マルタとマリヤは「主よご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です」と訴えます。イエス様は「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです」と語られ、ラザロを甦らせます。イエス・キリストを主として、救い主として受け入れる人生、家庭は祈りが答えられ、全てが主の御手の中で、神の栄光へと変えられるのです。
信じることは見ることなのです。信じるから見ることが出来るのです。「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」(ヘブル11章1節)

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