「最初の確信を終わりまで」 ヘブル3章12~15節 

2015年「最初の確信を終わりまで」を教会の標語に掲げてスタートしました。
1.信仰の告白
「兄弟たち。あなたがたの中では、だれも悪い不信仰の心になって生ける神から離れる者がないように気を付けなさい」(12節)
ローマの支配下にあったイスラエルの人々がクラウデオ皇帝(AD41-54)、ネロ皇帝(54-68)、ドミティニアヌス皇帝(81-96)によって厳しい迫害の中に置かれたのです。度重なる試練の中で、パウロもペテロも殉教しています。異端の教えにも惑わされる状況でした。この激動の時代にあって、「この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました」とあるように私たちの目をイエスご自身に向けさせています。
この日本の現実の中で、如何に信仰者として立つことが出来るかを祈り、考えることができると思います。「イエスは主」との信仰告白こそ不信仰を吹き飛ばすのです。
2.最初の確信を
「もし最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば、私たちは、キリストにあずかる者となるのです」(14節)
「最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば・・」とあります。
 イスラエルの先祖は、旧約時代にエジプトで苦しい生活を強いられていたのです。
彼らがやっとのことで、苦悩から脱出でき、そこから長い放浪が続きました。
神様は昼は雲の柱を、夜は火の柱をもって、彼らを導かれたのです。しかし、民はそのような環境の中でもつぶやき、「心をかたくな」にしてしまったのです。待望のカナンの地を目の前にしつつ、そこに足を踏み入れることが出来なかったのです。彼らは
そこを40年間もさ迷い歩いたのです。神の前に心砕かれて真摯に「主に従がって行こう」とするときの「霊的教訓」であります。「きょう、もし御声をきくならば、・・・」と「きょう」という日が大切であるのです。私たちにとって、この時をどのように生きるべきかです。「心をかたくなに」してはならないことを覚えます。信仰と忍耐をもって「最初の確信を保ち続けなさい」との聖書の勧めです。

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