信仰の最終ゴール  御国を受け継ぐ幸い

9月11日 ヘブル12:25~29節
増田清世牧師

神に至る道を開かれたイエス様への3つの応答を考えましょう。
1.キリストに聴く 
モーセは神の命令をイスラエルに告げましたが、彼らはそれを幾度も拒み、神から罰せられました。「まして天から語っておられるイエス様を拒む」ならどうなるのかと警告。「イエスは神の声そのもの」と宣言(ヘブル1:2,3)。イエス様を拒むなら救いはないのです。礼拝と日々の生活で、どれだけみことばに傾聴できるか、古い時代とは違う恵みと特権です。マタイ7章の岩の上に家を建てた賢い人と砂の上に家を建てた愚かな人の譬えは、2人ともイエス様の教えを聞き、2人とも人生の嵐を経験、その違いはイエス様のことばに傾聴したかどうかです。神のみことばに従い、応答することです。

2.神の国の希望に生きる
「わたしは、もう一度、地だけではなく、天も揺り動かす」と、それは決して揺り動かされないものが残るためです。親鳥が、弱い雛を揺り動かし訓練をします(申命記32:11)。人生にも神の愛の揺さぶりがあります。突然窮地に陥る時、平穏無事な生活が揺さぶられ、決して揺り動かされないものが残るためです。マルコ13:31「この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません」と。「神の言葉は決して揺り動かされない」のです。
私たちは弱く、動揺し、簡単に諦めて、自分の力では到底揺さぶりに耐えられません。だからこそ私たちはイエス様に信頼して祈るのです。弱い私たちを決して見捨てることのないイエス様。主を信じるとは「何ものにも勝って力強い主の手に握られている」ということです。聖書は、やがて到来する「終わりの日」、この世界は崩れ落ちると語ります。しかし、「神の御国」だけは滅びず、動かないのです。私たちはこの御国に属しています。クリスチャン人口の少ないこの日本・・・この先、政治的、社会的、経済的、宗教的、道徳的変化がいろいろ起こって来るでしょう。しかし、決して絶望せず、確信を持って歩むことができるのです。「こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。・・」明確な「希望」を示しています。

 3.神のみことばに仕える
人生の最終ゴールは、天の御国と確信する人は、平安な人生を送り、揺り動かされない御国を受け、そこに国籍があるのです。天国を自分のものとする方法は、ただ一つ。それはイエス様の十字架がこの私の罪の為であったと信じ、十字架上で犠牲となられ、墓に葬られ、3日目に甦られた主を信じ、その救いを受け取ることだけです。すべては古びても、神様は変わることがありません。永遠に変わることのない神について、黙示録22:13に、「わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終わりである。」神様は永遠のはじめからおられ、永遠に変わることがないのです。この方に信頼し、この方に土台を置いて生きる時、私たちも決して揺り動かされることのない人生を、そして永遠を生きることが出来るのです。

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