「壮大な神の救い」 ヘブル11章28~29節

イスラエルの民のエジプト脱出、そこにある信仰の偉大な力を覚えたいと思います。
1.神のことばを聴き分ける信仰
神の民イスラエルのエジプト脱出、このとき神は9つの災いをもってパロ王を打ちます。しかし彼は心を頑なにして抵抗。そこで神はエジプトの地のすべての初子を打ち、この時、神は家の鴨居と門柱にいけにえの血を塗らせ、神はその所は過ぎ超すと約束。この過ぎ越しのいけにえはイスラエル人にとり前代未聞でした。彼らは、神のことばに聴き従ったのです。
パロはモーセとアロンを呼び寄せ、エジプトから出て行き、主に仕えよと命じています。
2.信仰による奇蹟
信仰によってエジプトを脱出したイスラエル、壮年の男子だけで60万人、子供や女性、高齢者を加えたら100万人はいたでしょう。それに家畜を伴い大移動です。紅海のほとりに辿りついた時、パロの軍勢が追いつきました。イスラエルの民は恐れ、パニック状態に陥って、四面楚歌、全てが不可能に見えました。その時モーセは「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行われる主の救いを見なさい」と。彼らは窮地の中から主を呼び求めます。そこに驚くべき神の御業が起こったのです。紅海の水が2つに分かれ、乾いた地を渡ったイスラエル、神の前進命令を受け入れ、信仰により奇跡を体験します。
3.神の全能の御力を知る
モーセは出エジプトの途中、4回も「主の力強い御手」と繰り返しています。何ものも抵抗できない神様の御力と御手を実感したのです。イスラエルの民が万事窮すともろ手を挙げた時、ただ神様のみ、イスラエルの民を持ち上げ、運び出してくださったのです。新約時代のパウロも、「神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることが出来ますように」(エペソ1:19)。信じる者に働く神の御力は、私たちが信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいることです。キリストにしっかり結びついてこそ、私たちは勝利の歩みができます。「苦難の日にわたしを呼び求めよ・・」(詩50:15)とある通り信仰は具体的、実践的な働きです。

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